閉館が決定した施設と観覧車。
泉佐野市の「りんくうシークル」へ出向いて、無料乗車券を獲得。
夜の大観覧車「りんくうの星」に乗ったことを忘備録として残す。
無料乗車券
【要約】2026年10月10日~12日、りんくうの星「観覧車無料開放 THE FINAL」を知る。
「りんくうシークル」の大観覧車「りんくうの星」は、年に数日間だけ無料開放のイベントをする。
閉館が決定しているので、今年は無料開放をするのだろうか?と心配していたんだ。
いつもの買い物でシークルに通っていると、観覧車無料開放の告知が貼られた。
それも、「FINAL」と記される。
たしかに施設閉館だから最後なんだけどさ。
でも、
FINAL
って見せつけられたら、絶対に乗ってやる。
となるのが、なが~ンバカ夫婦なんです。
乗車券配布会場へ
【要約】りんくうの星「観覧車無料開放 THE FINAL」乗車券配布会場は40分前から行列
これで最後となる「観覧車に無料で乗車できるイベント」です。
今回は、乗車券争奪戦が激しいだろうと予想します。
乗車券は、乗車枠が夕方より前、後ろで配布時間が異なってます。
10:00~15:00の回が、9:30より配布開始
15:30~19:30の回が、14:30より配布開始
なが~ンバカ夫婦は最終枠を獲得したいので、14時30分からの配布時間を狙います。
りんくうシークルの施設へ車で乗り込みます。
うそっ。こんなに車が溢れている。
駐車場が塞がっているので空いているところを求めて、
グルグルグルグル。
車が蠢いてます。
グルグルサーキットになっているんです。
グルグルサーキットに並んで進むしかありません。
それでも人が歩むよりは速いスピードで循環しています。
奥地となる観覧車の足元で、嫁が車から降ります。
「チケットの列に並んでくる」
このタイミングで配布開始40分前です。
なが~ンはグルグルサーキットの列から、遠くを見つめて観察です。
立体駐車場まで、まだまだ距離があるな。
でも、あの奥座敷部分なら空きがあるのでは?
奥座敷に入り込む。思惑通り3台の空きがあった。
なが~ンの車があらぬ方向へ進んだことを察知して後続車2台も続き、
なが~ンが駐車している間に、他の空きもすぐに埋まった。
14時頃に、りんくうシークルに、”なが~ン”の足がついた。
車から降りて、晴天の空を見上げる。

雲の気配が無い真っ青な空に、りんくう地区のビルが映える。
しかし、この時間で、こんなに澄んだ空って、ちょっとやばいのでは……。
まあー、なが~ンは晴れ男だ。きっと大丈夫。
でも、嫁は「嵐を呼ぶ女」なんだよな。

今日は観覧車に乗るぞ。と、駐車場の奥座敷から観覧車をじっくりと眺めつつ、足を進める。
バイク駐車枠の端に告知看板を見つける

“「駐輪場・バイク置場」が11月1日より閉鎖”と告知されている。
あれっ?駐車場は閉館後も利用できると噂されているんだけど、
あっ、一部閉鎖がある。という噂がこのことかな?
まずは、配布会場へ足を進める。

配布会場の入り口で係員が誘導している。
「観覧車無料乗車券、配布会場はこちらでーす。
2時30分より配布しまーす。
中で並んでくださーい。」
室内を覗いてみる。

めっちゃ並んでいる。
室内の奥をグルグルと、夢と期待に胸を膨らました方々が並んでいた。
もちろん嫁はあの渦に飲みこまれている。
なが~ンは、外を徘徊して待つことにする。
だって、乗車券が1枚あればいいだけだから、
嫁にまかせておけばいい。
昼の観覧車
【要約】昼の観覧車外観、シークルの観覧車は足元まで入れる。
なが~ンにとっては、観覧車は日常の景色で、施設なんだ。
そんな日常を写真に残そうと思い始めた。
(本当は人が多すぎて、テナントを見るのが嫌になったから)
りんくうシークルの観覧車は、周辺がフリースペースとなっている。
観覧車を支えている足。
その足が地面に固定されているのを、
なんと、触ることができるんだ。
そもそも、観覧車のゴンドラが回っている、
その真下まで車の通路が入り込んでいるんだよ。
こんなに身近に接することができる観覧車って珍しいと思っているんだ。
どれどれ、14時枠の連中が乗降している様子を見つめる。

カラフルなゴンドラが連なって吸い込まれていくんだよね。
ゴンドラの中では、いろんな歓喜が沸き立っているはずなんだ。
なが~ンは、この大きな白色の躯体に構造美を感じて仕方がないんだ。

パイプを組み合わせるようにして、
力を逃がすようにして、
三角形を組み合わせて、
台形のスクラムで、
そそり立っている。
海岸線のこの場所で、凄い台風でも耐えているんだよ。
大きな外輪を支えている力強い白い脚。

地面に踏ん張るように足の裏が設置しているんです。

大きなボルトナットで固定されているんですよ。
もちろん、このボルトナットも触り放題。
ここで、座り込んで団らんできるんですよ。

下から支柱を見上げると、ますます逞しく……。

支柱は、大きな外輪を支え、青空へ見せつける。
こんな角度で観覧車を見ることってそんなに機会がないだろ。
知人が来た時に、シークルへ連れて行くと、
この観覧車の設置に、皆いろんな感情をいだいてくれるんだよね。
人って、大きな物を見上げると、
その大物が空に向かって伸びていると、
いろんな情に揺れるってことだ。
ここで、なが~ン節をちょろっと吐露しておく。
こんなのをその場で知人に囁くと、特におば様陣は、
いろんな感情を、なが~ンに向けてきて楽しいんだ。
大きな外輪を支える支柱は、白く太い足を地面に降ろす。
大輪が逃げ出さないよう、多数の太い杭を打ち込み、躯体の重さを見せつける。
地の縛りにより、げんこつより大きなナットが、二重に締め込み喧嘩した。
雄々しい足を受け止める大地は短い緑を茂らせ、
人の往来を歓迎し、
白い太い脚を拝むことを許している。
はい、変なの書いといた。
まだまだ、なが~ン節のセンスは底辺だわ(笑)
すぐ横のシークル建屋の隙間から、観覧車を見つめると……

広がる青空を遮断するように外輪が広がっているんだよ。
はい、変態なが~ン節
多くのアイテムを見つめ、心の欲情が膨らんだ時
建屋の出口には、堅牢な柵が回り続ける。
外観の空気を区切るように回る外輪は
人の心を惑わせる。
暗がりから音の無い外輪を見上げ
静かな空気が頭上から降りて来るとき……
我に戻ると、心がゆっくり滾り始めた。
あかん。ブログで脱線遊びしているわ。
乗車券入手
【要約】2026年10月10日、りんくうの星「観覧車無料開放 THE FINAL」乗車券獲得
そんな写真を撮りながら、観覧車の周りをうろついていたら嫁が合流した。
スマホを変なポーズで構えて撮影しているんじゃないよ。
変体が目立っとるやんか?
と言われてしまう。
14時50分にチケットゲット。
つまり、嫁はあの欲望の渦に1時間潜り込んで獲得してきたってことだ。
なが~ンは、口では簡単にねぎらう。態度では無視しておく。
だって、態度で示したら嫁がどんどんつけあがる(笑)

記録として乗車券も撮影しておく。
例年通りだと、この乗車券は乗車時に回収される。
使い終わったと、スタンプを押して返してくれたら記念になるのだが……
観覧車が消えるように、
この乗車券もまた消える。
今だけ、一時だけ、
この切符は“なが~ン”の手元にある。

土曜日の最終時間帯。
静かに沈んでゆく”りんくう”を見届けるための乗車券だ。
さて、乗車券を確保したことだし、一旦撤収。
さっさと、人混みを離れて自宅へ帰ります。
夕焼けに萌ゆる観覧車
【要約】薄霧が出始める
夕方に、そろそろ行く段取りをするかと行動開始。
トイレの窓から、観覧車を見つめる。
遠くの観覧車は今日も瞬きしながら、ポンコツ我が家を見つめている。

夕日に空気が色濃く焦げている。
うん?これって……霧だよね。
なが~ンの嫌な予感が……。
夜の観覧車
【要約】夜の観覧車のお勧めポイント、夜空の下に広がる夜景、狭いゴンドラ
知人達に尋ねても、「夜の観覧車」経験者は少ない。
是非、夜に乗ってくれ。
闇に包まれる中での、狭い空間。
闇の下に広がる瞬き。
展望台ではない、密室から見るのが意味があるんだ。
といっても理解してくれない。
なが~ンは、展望台より密室の観覧車を推す。
ゴンドラの隙間から入り込む外気等、
別次元で、観覧車の方がいいんだよ。
虚無にそびえる外輪。
暗がりの籠を吊るし、闇を巡る。
外輪は力強く灯りを灯すが、虚無はそれを呑み込む。
虚無の闇に浮かびあがる外輪は、
籠を淡く照らし、
籠を闇へ差しだす。
籠へ閉じ込められた者は、闇の広さを感じ、心の狭さを垣間見る。
闇を隔てる薄い壁を闇の息吹が潜り抜け、足元に触れる。
虚無の闇の下、
各々へ繋がる物量の光が交差し、
小さな営みの息吹が瞬き、散らばる。
一時の闇へ誘った籠は、連なりながら地へ呼び戻される。
己の小ささを感じた者は、大地へ足をつけ
虚無を見上げる。
虚無の闇にそびえる外輪を見上げ直したとき、
沢山の灯を噛みしめるのだった。
そういうのを、ここから先の写真で感じ取ってくれたら、
ブログを書いたかいがあって嬉しいんだ。
観覧車のネオン
【要約】夜の大観覧車「りんくうの星」、緑のネオンが観覧車を浮かび上がらせる
乗車券を持っていてもすぐに、観覧車に乗れるわけではありません。
その時間内に巡るゴンドラの数を計算して乗車券が配布されていると思います。
つまり、ゴンドラは常に乗車して巡っているわけなんです。
機械的に乗車をこなしていればいいのですが、
このようなイベントです。
乗車直前に、オシッコ、泣きじゃくる子供、ベビーカーがどうこう、お年寄りが云々。
いろんな人間ドラマが起きているんです。
そのドラマが始まると混雑が始まります。
そのしわ寄せは、最終枠に集まっているってことです。
時間通りに来ましたが、まあーこの行列に並べば、いつか乗れる。
まったりと、緑の観覧車を見上げて待つのです。

なが~ンの嫌な予感は当たったのかも知れません。
靄が出始めてます。薄い霧で観覧車の上の灯りが滲んでいるんです。
夕暮れからしばらくは、外輪をカラフルなネオンが走り回るのですが、
19時を回ったこところから、ネオンがなぜか大人しくなるのは毎度のようです。
今回もネオンは大人しく、たまに走る程度です。

一説では、
・飛行場のそばなので時間制限で動き回るネオンはどうこう。
・夜のアベックさんのためにしっぽりと……
という噂はあるのですが、実態は知りません。
噂のような都市伝説だけが巡ってます。
でも、”なが~ン”バカ夫婦にとっては、ギラギラネオンが無いことには賛成なんです。
だって、ゴンドラの前でいろんな色の光が点滅するのはよしてよね。
ゴンドラの周りは闇に包まれて夜景が色濃く見えるのが期待値なんです。
行列が進むに連れて観覧車の下に引き込まれます。

ゴンドラ内に灯りは無いので、外輪のフレーム内側を照らす緑のネオンだけです。
下から見上げると、緑のこぼれた明かりの中に、ゴンドラの影が浮かび上がります。
緑の影が連なって闇夜へ溶けるように見えなくなっていく様子ってなんともです。
乗車券売り場前のテントの中に入る。
緑の灯をまとった観覧車とは、しばしのお別れ。
目の前に子供が乗る遊具。潜水艦がお出迎え。
激しい灯りを身にまとった潜水艦が、なが~ンの心を鷲掴みする。
デフォルメされた丸い躯体。船尾の6枚羽プロペラのデザイン。
なにより、流線型を強調するために配置された灯りのデザイン。
それが点滅して誘いよる。
早く行列進め。もうすぐ傍に見える。
というとこてろで、係員がやってきてカバーをかけ始めた。

いや~ン。そんないけずしないで~っ。
無情にもカバーが被せられた。
カバーの下で灯る明かりが透けて見える。
不思議なチラ見せが始まった。
まるで、サーカスが盛り上がっているテントだよ。
おい、それってどういう仕打ちなんだよ(笑)

乗車券売り場の電灯は消えているので、テント下はムード満点の暗がりが広がる。
テントの屋根は、観覧車の灯り、遊具の灯りを反射して妖艶な顔を見せる。

いよいよ乗降場所が近づいた。
テントの隙間から、観覧車の一部が見える。
緑の光の中で回るタイヤ達。
ゆっくりと確実に外輪のレールを送り出している。

いい感じに、観覧車へ心が染まっているところを現実が呼び止める。
4か国語で掲示されている注意看板。
イラストがあるものだから、目がいって読んでしまう。
なが~ンの習性だわ。
このイラストのデザイン。字があるから意味はわかるけど、
それってどうなの?というのもあるんだよね。
そんなのを意識した瞬間に、せっかく緑色に染まっていた心が消えてしまった。

また、緑色を見つめよう。
本当に観覧車の下に潜り込んだものが見上げる光景

美しい外輪ではない。
淡く回る提灯のようなゴンドラでもない。
観覧車の蔵物が顔を見せる。
緑色に染まる構造物が重く硬く絡んでいる。
駆動タイヤだけが呼吸をするように回し続けている。
いよいよ乗降場所へ足を踏み入れた。
お姉さんが制止する向うでは、闇へ誘うゴンドラが音も無く降りて来る。

お姉さんの丁寧なガイドで、狭いゴンドラへ、
中年太りの二人が押し込まれた。
ゴンドラから外を見る
【要約】夜の大観覧車「りんくうの星」、関空と泉佐野市街の夜景が輝く。
狭い空間に入ると、”なが~ン”の本能は身の回りの安全確認をしてしまう。
きっと子供のころ、押し入れとか、車のトランクとかに、
しつけとして放り込まれたトラウマがあるのだろう。
何回も乗車しているので知っているが、
ゴンドラ内に灯りはない。
観覧車のネオンが、入り込んで緑色の怪しい世界を醸し出す。
天井では、無機質な空調装置だけが歓迎しているんだ。

ゆっくりと歩むゴンドラ。
最初は観覧車のネオンがそんなに届かず暗がりを昇っていく。

最初に目に付く景色が、闇夜にそびえる高層ビルと、足元に車が並ぶ駐車場。

この車が豆粒のようになるんだ。
心が弾みだすきっかけの景色なんだ。
辺りの建屋を越え始めると、建屋の灯りと、外輪のネオンが色濃く見え始める。

少しずつ、緑の影だけに覆われていくと、
突然、辺りが光の海に覆われていることに気づきだす。


雑踏のざわめきが消え、文明の灯りが蠢きだす。
靄が薄くかかっているんだ。
つまり無風。
風の音すら無い、歩む音も無い、静かな闇をゆっくりと昇っていくゴンドラ。
見上げると月が無い闇夜。
奥の見えない闇に呑まれるようにゴンドラは歩む。

数回乗っていると、バカ夫婦は騒がない。はしゃがない。
ある意味でベテランになってしまった。

無口になって噛みしめる。
この、虚無の空と灯りの世界。
もう見れないんだ。
これで最後なんだ。
本当に、観覧車がなくなってしまうんだ。

薄い靄が、下界に広がる灯りを、微妙に濁らせる。

灯りが滲むことで、ムード満点の夜景が広がっている。
オイラの心が寂しくて滲んでいるんじゃないよね。
沢山の営みの灯りを見せつけると、闇はゴンドラを手放してくれる。
静かに落ちるゴンドラは、二人を現実に引き戻し始める。
本日に闇を案内してくれたゴンドラは、46番。

定員6名のスペースを、しっぽり覆った空気は、
灯りの中へ着地しはじめる。
車が豆粒に見えたのに、今は目の前を人が闊歩する通路を見下ろしている。

多くの者が、緑の輪を見上げている。
その中を、ゴンドラが静かにたどり着く。

「お足元に気をつけてください」
お姉さんの元気な声で地面へ吐き出されてしまう。

ゴンドラは無口に連なって闇へ登っていく。
二人を乗せたゴンドラは、係員が掃除をはじめた。

ありがとう。46番。
パープルな籠に心で感謝をする。
乗降場は誰もいない。
乗せる者がいないまま、ゴンドラは闇をまだ巡り続ける。
夜8時20分。辺りから人は消え始める。
残っているのは、夜を楽しむ仲の良い若人たち。

ネオンを求めて、パチャパチャ。あちこちでスマホが鳴いている。
観覧車の敷居の外は、闇が深く沈み始める。

うす暗い中を、時折、人が闊歩する。
バカ夫婦も車まで、うす暗い中を歩む。
振り返ると緑の外輪が、靄で淡く滲んでいる。

駐車場のヤシの木。
君たちも間もなくいなくなるのだろう。
無くなる物をセットで撮影しておく。

観覧車を背景に自分の車を撮影する。

靄に滲む観覧車。なんてシチュエーションなんだ。
ボンネットで輝く緑の輪。
くそっ、洗車しとけばよかった。

ちょっと下がって……
ルーフとボンネットに、観覧車を写り込ませる。

緑のネオンに妖しく沈むクラウンワゴン。
こんなのお手軽に撮影できていたのに、
本当にこの日常が失われるんだね。
追記
***** 2026年10月11日、追記 *****
実は、昼の観覧車にも乗車した。
それも、嫁の両親と狭いゴンドラだ。
それって……



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