閉館が決定した施設と観覧車。
嫁の両親が、観覧車へ乗りたいと希望する。
泉佐野市の「りんくうシークル」へ出向いて、無料乗車券を獲得。
昼の大観覧車「りんくうの星」に乗ったことを忘備録として残す。
昼の観覧車への期待
夜の観覧車は何度も乗った。
昨日も乗った。
だが昼は別だ。
昼に乗った記憶が無いんだ。
バカ夫婦は、街を高いところから見下ろすなら夜景がいいと信じている。
恋人時代も、六甲山の夜景、神戸港の夜景。が日常だった。(阪神地区出身です)
昼の雑踏が続く景色よりも、夜の営みの灯りが美しい。
だから、観覧車乗車のチャンスは、夜景、または夕日を狙ってばかり。
夜は灯りを見る乗り物。
夕まずめは、赤い空気を見つめる乗り物。
昼は?
景色を見る乗り物だよね。
同じゴンドラなのに、
見えるものがまるで違う。
大阪南地区の雑踏。
海の向こうの関空。
もちろん空も青いよな。
しかも今回は、
嫁の両親も一緒……。
営業時間前の、りんくうシークル
【要約】りんくうシークルの営業時間は10:00から、一部店舗はそれより早く営業。10:00より前の、りんくうシークル建屋内は閑散としている。
実は観覧車に乗るのは、昨日の夜観覧車だけの予定だった。
りんくうシークル閉館で、観覧車が無くなる。
そういえば、嫁の両親が、特に父親が観覧車に興味を持っていた…‥‥と記憶している。
もう乗れなくなるぞ。
無料乗車のチャンスだし、連絡しといたら?
どうせ、「観覧車なんて、吹田の万博の方がいい」とか言って来ないって。
と、軽い気持ちで嫁に振ったんだ。
えっ?乗りたいのかよ。
ということで、両親を乗せるための乗車券を争奪戦です。
昨日(土)昼から配布では、受け取るまで1時間並んだ。
本日、日曜日は間違いなく人が多いはず。
朝配布に並ぶのだけど、どうなるのだろう。
8時45分に、りんくうシークルへ到着。
さっさと嫁だけ車から降りて。配布会場へ向かう。
すでに駐車場は埋まっていて、
空きをもとめてグルグルサーキットが始まりだしていた。
だらだらと走行する車に連なり
昨日と同じ奥座敷の駐車スペースに車を置いた。
ともかくトイレだ。
朝から行動しているからトイレしそこねている。
朝から、りんくうシークルのトイレで、溜め糞マーキングをする。
嫁が並んでいる間の、なが~ンは、
今日は、撮影より半額食材を求めて行動する。
朝9時頃に半額食品が放出される、隣のドン・キホーテへ足を進める。
あっ。なが~ンの半額食品ゲットポイントを書いてしまった。
りんくうシークルの正面玄関から外へ出るのだが……。
なんと、9時20分では、まだ柵が閉まっていた。

ちょっと迂回して脱出。
ドン・キホーテ りんくう店 に到着

ドン・キホーテって、人が沢山で騒がしいイメージなんだけど、
朝9時台はガラガラなんです。

本日はすぐに帰宅できないので、冷蔵食品は買えない。
そんなときに限って、冷蔵食品の半額以上の割引をされているものが多数あるという。
まあー、そんなものさ。と言い聞かせて、常温保管できる食材を、
もちろん半額以上値引きされているものをゲットする。
ドン・キホーテで買い物を済ますと、りんくうシークルの正面玄関柵が開いていた。
今日は、初の昼観覧車と思い、シークル建屋の向うにそびえる観覧車を見つめた。

正面玄関を通り、建屋1階のメイン通りとの交差点へたどり着く。
りんくう駅側は、正面玄関からりんくう駅への導線なので数人の人が歩いている。

反対側、観覧車広場方面は、人がいない。

人がいない広い通路を、ひっそりと歩む。
観覧車広場への出入り口では、屋台が営業準備をしていた。

さて、無料乗車券配布会場はどうなのよ?
無料配布会場
【要約】りんくうシークル営業時間前、配布会場だけが活気を帯びている。
はあーっ。あの人混みだよな。
駐車場から沢山の人が、配布会場に向かって歩いている。
配布会場の前だけが、人が右往左往している。

家族連れが多数。それも小さいお子様連れも沢山いる。
配布会場の様子はどうなの?
うそーっ。こんなに。
昨日の比ではない。もの凄い人数が渦巻いて行列している。
開場してまだ間がないから、空調もいまいちの部屋に押し込められている。
皆は、期待に膨らんでいるのだろう。
家族連れで並んでいるグループの声が騒めいていた。
あの渦に飲まれて、どこかに嫁が一人で……
きっと、スマホに夢中で時間忘れて並んでいるんだろう。
朝の観覧車
【要約】朝の観覧車外観、りんくうシークル営業時間前、観覧車の各部を撮影した。
嫁が乗車券を獲得するまで、観覧車の撮影をする。
まだ、りんくうシークル営業時間前なので、観覧車の周りに人は少なく、ゆっくりと撮影できた。
観覧車もまだ準備中。係員が作業をしている中を回っている。

空のゴンドラがゆっくりと乗降場所を通過している。

観覧車下のフリースペースには、ゴンドラ乗降口をちょっと覆うように、木々が植樹されている。

上を見上げる。
朝の陽ざしは、観覧車の白色を綺麗に見せつける。

外輪を回す駆動部分もゆっくり観察できる。

初めて、外輪の中心軸部分をしっかり観察した。
当たり前だが、点検整備のためにハシゴが続き、作業スペースも設けられている。

あの中心軸部分。どんなベアリングが装着されているのだろう。
いや、ベアリングではないなにか?なのだろうか。
ゴンドラを吊っている部分に興味が行く。

ゴンドラに空調が付いている。つまり電気が引きこまれているんだ。
吊り軸部分は常に同一方向へ回転している。
この吊り軸部分を電気が通っていると考えると、
内部にブラシが設置されているはず……だよね。
初めてゴンドラの真下を真面目に観察する。

単なる鉄板張りではない。
スリットのようなものが設計されている。

一番底となる位置で鉄板を突き合わせており、そこが水垢で汚れている。
水が室内に入らないよう、かつ、内部の水を吐き出すように、設計されているのかな?
外輪を支える支柱に、点検作業するためのハシゴが設置されているものがある。
その支柱を見つけて撮影した。

はしごは、外輪の中央にまで伸びている。

だんだん周りに人が増えてきた。
一番最初の乗車枠の行列が、観覧車入り口の前にできている。

いよいよ。観覧車が営業開始だな。と思ったところで嫁と合流。
乗車券入手
【要約】2026年10月11日、りんくうの星「観覧車無料開放 THE FINAL」乗車券配布 朝の部、1時間10分並んで獲得
嫁が
「すごかった。皆の熱気が大変」
「お子様たちの、やんちゃぶりも凄い」
といろいろと報告してくれる。
なが~ンは、右から左の頷きマン。

2026年10月11日(日) 15:00~15:30 枠の乗車券をに入手した。
ついで仕事だ。
りんくうの湯へ出向いて、会員ポイントの清算をした。
さあ、両親がやってくるぞ。とっとと自宅へ戻ろう。

高層ビルと観覧車の風景写真を撮影して、車に乗り込んだ。
ささっと、りんくうシークルから離脱した。
昼の観覧車、乗車券売り場
【要約】昼の日の光は、白い観覧車の躯体を盛大に見せつける
14時20分、両親を連れて、りんくうシークルの地を踏みしめる。
もちろん老人年齢の両親。
年甲斐もなく、観覧車に乗れると若返りしている。
乗降場所の前に乗車券売り場がある。
そこが、観覧車の事実上の入り口。
乗車券売り場へ入るための行列ができていた。
その行列に並びながら、観覧車を見上げて撮影する。

屋外に並んでいるので日差しが少しつらい。
早く、乗車券売り場のテントの下に入りたい。
でも、テントの下も行列が続いている。

夜の観覧車より、あきらかに行列の歩みが遅い。

観覧車をポチポチと撮影して気を紛らわすのだけど

きっと、乗降場所手前で、いろんな人間ドラマがおきているんだろう。
そんなので歩みが遅いだろう。
乗車券売り場のテントの下に潜り込めたのが、14時50分。
昨晩には気づかなかったものをいろいろと見つける。
利用料金が記された看板。

この看板でゴンドラの数を知った。

定員:288名(6名×48台)
利用料金 一人700円
小学生から一人でもご利用できると記されている。
えっ?小学生低学年一人だけでの乗車も認めるように読めたんだけど……
この注意書きを、両親たちに読んでねと説明したんだけど、
“なが~ン”の意見はうわのそらで、騒いでいた。
銘板プレートも貼られていた。

この観覧車を作った業者名と、完成年月が記されている。
設計・政策・施工 泉陽興行株式会社。
完成2007年12月。
つまり、約18年と10ヶ月ってことだね。
やっと、乗降場所にたどり着く。
ゆっくり動くゴンドラに押し込められた。
観覧車乗車
【要約】昼の大観覧車りんくうの星、関空、りんくうの街並みを見通せる。
義父母と同乗して混沌と化した。
扉が閉められると、ゴンドラの密室ができあがる。
いつもの観覧車は、昼間はこうなのかと目を合わせる、なが~ンバカ夫婦。
期待で胸を膨らましている、嫁の両親。
あきらかに温度の違うペアが同居した。
音を立てずに、ゆっくりと歩むゴンドラ。
「関空はだっちだ?うん?」
と催促のような質問に嫁が答える。
「見たい景色があったら席を変わったらいいから」
上昇を始める。
すると景色より先に歓声が上がった。
義父が窓を指差す。
「ガウガウ、ガウガウ」
義母が別方向を指差す。
「キキ、キッキー」
嫁が解説を始める。
しかし、その声は届かない。
狭いゴンドラの中で二人の視線が飛び回る。
もう二人の視線は景色ではない、親を見つめることになった。
突然、なが~ンの横に影が刺し込んだ。
スマホがパシャバシャ鳴き出した。
スマホを構えて仁王立ち。
座って見あげると、クマが立っている。
手を上に上げてスマホをかかげ、狭いゴンドラをうろつき始めた。
バカ夫婦の前を、クマが右往左往する。
もう一人がバックをゴソゴソしている。

なにが始まるのだろうと、なが~ンは凝視する。
デジカメが出てきた。
デジカメを抱えたお猿が、ウッキッキーと……。
狭い檻の中を、2頭が暴れ出した。
獣に襲われないように、隅に潜みだす二人。
バカ夫婦なりに、口をつむり、小さく石になり、すみっこへ溶け込み始める。
本能に溺れた獣に触れてはいけない。
バカ夫婦は、獣使いではないんだ。
昨夜の無風で静かなゴンドラとは別の乗り物だった。
獣たちは日ごろの行いがいいのだろう。
外は無風。ゴンドラ揺れないんだ。
立っていてもぐらつかず、騒ぐことができている。
さすが、天気までも味方につけてやがる。
波の無い海がテラテラと獣の視線を歓迎してやがる。
獣たちは良くしゃべる。はしゃぐ。
手に持っている道具も、パシャパシャと泣きじゃくる。
狭い中をウロウロ歩き回る。
ともかく獣は騒々しい。
石となった、”なが~ン”は密かに窓の外を眺める。
スマホも隠れるように外に向けて撮影する。

あーっ。そうだなー。
見える景色は精巧なジオラマだった。
建物が多い。

その中を多数の自動車と電車が行き来している。
つまり、雑踏。

ほぼ、グレーと白色で組み合わさった、枯れ地のような景色だ。
緑が乏しいと、そんな世界に見えてしまう。
海はどうなんよ?
クマに襲われないように忍んで見つめる。

おう。海はいいな。
でも、関空島は霞んでいるんだな。
和歌山方面はどうなんよ。
・・・・・・
だめだ。
獣がかぶりついて、よく見えない。
いいんだ。今日は両親へのサービスなんだ。
バカ夫婦は、獣のお尻を拝んでいればいい。
景色ではなく、ゴンドラ室内を観察する。
「SENYO」と記されたステッカーが貼られている。

天井のゴンドラ番号を確認する。
獣を空へ誘ったのは、21番ゴンドラ。

獣と石を乗せたゴンドラに、着地の時がやってきた。

いつまでも歩き回っていた獣二匹。
とうとう最後まで立っていた。
クマに至っては、ガラスをなめるかのような仁王立ちで
乗降場所を見つめていた。
やっと、せまい檻から解放された。
獣に絡まれることなく、地に足をつけることができた。
駐車場を自動車まで闊歩する。
獣から少し距離を置いて歩むバカ夫婦。
獣が迷子にならないようにだけ見つめておく。
獣たちは本能のまま。
まだ行動している。
そうだ。
昨晩は、観覧車とソテツの組み合わせ写真撮影したんだ。
同じように撮影しておこう。

駐車場のソテツ並木と、観覧車全体を入れて撮影。

この景色も無くなるんだよな。
帰路の車の中で、獣は人の理性を取り戻した。
義父が語りだす。
「万博公園に観覧車ができたときに乗ったきりなんだよな。
観覧車……。良かった。」
嫁が余計なことを言う。
「夜が絶対いいって誘ったでしょ。
この昼の景色より、夜がどれだけ凄いか。」
嫁、それ以上言うな。
明日も乗りたいと言いだしたらどうするんじゃ。
夜の観覧車がどうこうと獣発動して、私は食われるのは御免だ。
さてさて……。
“なが~ン”の、昼の観覧車。
感想は?
・・・・・・
情景は?
獣の尻。
これが、りんくうシークル、最後の観覧車へ乗車のオチ。
もう、次に乗車することはないんだぞ。
夜は灯りを見た。
昼は獣の尻を見た。
「灯」と「尻」
それで、いいのかもしれない。




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