クラウンワゴン:エンジンストール再現|中古コイルとデスビで障害切り分け(2026/06/09)

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車弄り、クラウンワゴン(4ナンバー貨客車)

クラウンワゴン(クラウン子と呼ぶ)の、エンジンストール問題の続きです。

前回までに、
・点火プラグ交換
・ダイアグチェック異常無し
まで確認した。

次の障害切り分けは、部品だけ交換で調整が不要な安易なものに手を出します。
調整不要といっても、掃除はもちろん必要です。

イグニッションコイル、デスビキャップを、保守中古部品に交換して様子を見た記録です。

ガレージ内でいきなりストール

作業できる場所まで車を動かします。

エンジン始動1発でOK。
アイドリングのまま放置する。

今日作業する道具と部品を倉庫からゴソゴソと発掘する。
すると、エンジンストールしてた。
おおおおっっっっ。なにもしないでエンジンストール再現しているぞ。

エンジン再始動。当たり前のように一発で始動する。
そのままアイドリング放置して、
交換する中古部品をゴソゴソ発掘。
するとエンジン音が聞こえないことに気づく。
ストールしている。

つまり、現状にて再現性があり、
確実に不良個所があると断定します。

故障状態が再現するのはチャンスです。
心して作業に挑みます。


中古イグニッションコイルへ交換する

障害切り分けとして、中古イグニッションコイルへ交換してみます。
中古なので品質はどうなの?という疑いはありますが、
それでも、交換して顕著な変化があったら、イグニッションコイルか犯人だったと切り分け材料になります。
尚、どっちも不良だったときに変化無しについては運が無いということになるので、その時は判断できず、イグニッションコイルは犯人ではないだろうという間違った仮定へ進むリスクがあります。

イグニッションコイルはエンジンルームの端っこにあります。

エンジンルーム内が広く写っており、イグニッションコイルが存在する場所を矢印とコメントを書きこんで説明している|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月09日撮影
エンジンルーム内が広く写っており、イグニッションコイルが存在する場所を矢印とコメントを書きこんで説明している|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月09日撮影

イグナイタとイグニッションコイルが抱き合わせで固定されています。
つまり、セットで取り外しになります。

エンジンルーム内で固定されているイグナイタとイグニッションコイル、プラグコードが接続されている|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月09日撮影
エンジンルーム内で固定されているイグナイタとイグニッションコイル、プラグコードが接続されている|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月09日撮影

さくさくと車体から取り外して、保守中古部品のイグニッションコイルと比較します。
といっても、過去にも障害切り分けで取り付けているので使えることはわかっています。

車体から取り外したイグナイタとイグニッションコイルと、交換する中古のイグニッションコイル|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月09日撮影
車体から取り外したイグナイタとイグニッションコイルと、交換する中古のイグニッションコイル|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月09日撮影

つまり、数年前から複数回コイル交換検証しているってことです。
保守部品があると、いろんな障害切り分けで試しているってことですよ。

使えることはわかっているんだけど……
物理的な膨らみといった変形が無いか、極端な腐食が発生していないかを
比較しながら確認します。

車体から取り外したイグニッションコイルと、交換する中古のイグニッションコイルを横に並べて比較している|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月09日撮影
車体から取り外したイグニッションコイルと、交換する中古のイグニッションコイルを横に並べて比較している|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月09日撮影

参考情報
イグニッションコイル部品番号 #90919-02113

イグニッションコイルの端子接続ネジ部分は、
先端は経年による錆が発生しているが根本の配線が触れる部分は腐食が無い。

イグニッションコイルの端子接続ネジ部分。先端は経年による錆が発生している。根本の配線が触れる部分は腐食が無い|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月09日撮影
イグニッションコイルの端子接続ネジ部分。先端は経年による錆が発生している。根本の配線が触れる部分は腐食が無い|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月09日撮影

イグナイタから生えているイグニッションコイルへ接続する端子部分はサンドペーパーで磨きました。メッキ色が戻ってきました。

イグナイタからイグニッションコイルへ繋がる端子部分を磨いた。磨いた端子はメッキが光っている|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月09日撮影
イグナイタからイグニッションコイルへ繋がる端子部分を磨いた。磨いた端子はメッキが光っている|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月09日撮影

車体ハーネスへ繋がる、イグナイタの端子も確認します。
端子接触部分は、腐食なくメッキ肌が残ってます。

イグナイタのハーネス接続コネクタの接触端子部分。腐食無くメッキ肌が残っている|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月09日撮影
イグナイタのハーネス接続コネクタの接触端子部分。腐食無くメッキ肌が残っている|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月09日撮影

ついでの写真撮影。イグナイタの部品番号部分を撮影

イグナイタの部品型番明記部分を撮影|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月09日撮影
イグナイタの部品型番明記部分を撮影|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月09日撮影

参考情報
コイル+イグナイタのASSY品番は #19070-10010
イグナイタのASSY品番は #89620-10100

もちろんイグニッションコイルに繋がるプラグコード端子も確認です。
メッキ肌がきれいな状態で問題ありません。

イグニッションコイルに繋がるプラグコード端子を撮影。腐食無くメッキ肌が綺麗に残っている|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月09日撮影
イグニッションコイルに繋がるプラグコード端子を撮影。腐食無くメッキ肌が綺麗に残っている|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月09日撮影

イグニッションコイルを入れ替えてサクサクと組み戻します。
(古い車なのでボルトナットにモリプテングリスをちょっと塗って締めるオマジナイはもちろんしています)

イグニッションコイル、イグナイタを車体へ込み戻した。車体へ取り付けた状態の、イグニッションコイル、イグナイタが写っている|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月09日撮影
イグニッションコイル、イグナイタを車体へ込み戻した。車体へ取り付けた状態の、イグニッションコイル、イグナイタが写っている|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月09日撮影

これで、イグニッションコイルの交換完了。


イグニッションコイル交換後、試運転

エンジン始動一発でOK。
エンジン音がうるさくなった。
でも、脈を打つ音とか、ドドドドト系の音ではない。
そのままアイドリング放置。

また、倉庫の奥へ中古部品を発掘に行く。

今回はアイドリングストップしない。
もしかして、本当にイグニッションコイルだったのか?

路上走行をする。
2速で引っ張って加速した。
“パッ”とアクセルを離すと、スーッと惰力で走行している間の数秒でストンとストール。
エンジンの変な振動はなし。脈打ちもなし。
エンジン始動1発でOK。アイドリング安定。
走行開始して2速で引っ張る、アクセル話す、ストンとストール。

再現しとるやん。
但し、エンジン音が変わった。
イグニッションコイルについては、それはそれで何かあるのか?

今日はまだ時間がある。次の障害切り分けもしてみよう。


中古デスビキャップ+ローターへ交換する

次の障害切り分けはデスビ周り。

エンジンヘッド、ディストリビューター、赤色プラグコードが写っている|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月09日撮影
エンジンヘッド、ディストリビューター、赤色プラグコードが写っている|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月09日撮影

デスビキャップを開けてどうなっているか確認しよう。

プラグコードが繋がったままでデスビキャップを外しました。
デスビキャップ内側を確認です。

車体からデスビキャップを取り外した直後。内部は乾いており細かい白い粉がある|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月09日撮影
車体からデスビキャップを取り外した直後。内部は乾いており細かい白い粉がある|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月09日撮影

乾いているが、細かい白い粉があります。

デスビ本体側も確認です。

デスビキャップを取り外したデスビ本体。ローターが付いている。細かい白い粉で汚れている|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月09日撮影
デスビキャップを取り外したデスビ本体。ローターが付いている。細かい白い粉で汚れている|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月09日撮影

ローターが付いている状態での目視確認にて、細かい白い粉で汚れてます。
ローターをつまんで揺すってみます。
シャフト軸に対して上下左右の揺すりにてガタはなし。
軸方向のガタなし。
回転方向に微妙な遊びがあるのですが、この遊びがどの程度まで許容なのかはわかりません。
先端ギア摩耗で遊びがあるとかかもしれません。

ローターを外して確認。
白い粉で汚れてますが、目視で気になるようなものは感じません。

デスビキャップを取り外したデスビ本体。さらにローターも取り外した状態。細かい白い粉で汚れている|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月09日撮影
デスビキャップを取り外したデスビ本体。さらにローターも取り外した状態。細かい白い粉で汚れている|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月09日撮影

ローターの先端も相応に荒れてますが偏ってちびているという感じはありません。

車体から取り外したローター先端部分を撮影。荒れている|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月09日撮影
車体から取り外したローター先端部分を撮影。荒れている|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月09日撮影

しかし、デスビキャップの接点が減っているのが気になります。
デスビキャップも比較確認してみるか?

クラウン子に乗る前は、白色のクラウンバンに乗っていた。
そのクラウンバンを中古で入手したときに、デスビキャップ+ローターを交換したんだ。
その時に取り外した部品を今も障害切り分け用部品として持っている。
もう、20年以上前の話になるよ。
つまり20年以上、ダンボールに眠っていた部品が活躍するときが来た。

まずは物理的に同じ形状かの比較確認です。

車体に付いていたデスビキャップと、保守部品の中古デスビキャップを、物理的に形状が同じか並べて比較している|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月09日撮影
車体に付いていたデスビキャップと、保守部品の中古デスビキャップを、物理的に形状が同じか並べて比較している|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月09日撮影

クラックが無いか、歪みがないか、といった目視確認をします。

保守部品の中古デスビキャップ内側が写っている。クラックと不具合がないか点検をして問題無しと禁断する|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月09日撮影
保守部品の中古デスビキャップ内側が写っている。クラックと不具合がないか点検をして問題無しと禁断する|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月09日撮影

この中古部品はデスビキャップ接点に白い粉が付着してますが肉はありそうです。

保守部品の中古デスビキャップ接点部分。白い粉が付着して固まっているが肉厚はありそう|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月09日撮影
保守部品の中古デスビキャップ接点部分。白い粉が付着して固まっているが肉厚はありそう|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月09日撮影

それぞれのデスビキャップを掃除して接点を比較します。

車体に付いていたデスビキャップと保守部品の中古デスビキャップの洗浄した接点が写っている。どちらが程度がいいかを確認する。物理的に形状が同じか並べて比較している|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月09日撮影
車体に付いていたデスビキャップと保守部品の中古デスビキャップの洗浄した接点が写っている。どちらが程度がいいかを確認する。物理的に形状が同じか並べて比較している|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月09日撮影

車体に付いていたデスビキャップは、段を伴う変摩耗です。それもかなりちびているんです。
保守中古部品の方が程度が良いと判断しました。

もちろんローターも比較します。

車体に付いていたデスビローターと保守部品の中古デスビローターを並べて撮影。先端摩耗の程度を比較判断する|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月09日撮影
車体に付いていたデスビローターと保守部品の中古デスビローターを並べて撮影。先端摩耗の程度を比較判断する|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月09日撮影

ローターは、先端もだけど軸の接点部分も、軽くサンドペーパーで掃除して程度を比較です。
ローターも保守中古部品の方が程度良しと判断です。

保守中古部品のデスビキャップとローターを採用します。

さくさくとデスピキャップまで組み戻して、がたつきや歪みがないか再度確認です。

保守部品の中古デスビキャップ+ローターを採用し組付けた。エンジンにデスビキャップが取り付けられておりプラグコードはまだ組み付けていない状態|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月09日撮影
保守部品の中古デスビキャップ+ローターを採用し組付けた。エンジンにデスビキャップが取り付けられておりプラグコードはまだ組み付けていない状態|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月09日撮影

特に不具合はなく組み戻しました。

保守部品の中古デスビキャップ+ローターを組み戻し後の、エンジンルーム全体の写真|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月09日撮影
保守部品の中古デスビキャップ+ローターを組み戻し後の、エンジンルーム全体の写真|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月09日撮影

プラクコードを抜き差ししたので、しつようにコードのゆるみがないか確認をしておきました。


デスビキャップ+ローター交換後、試運転

エンジン始動1発でOK。
エンジン音はうるさいまま変化を感じない。

路上走行テストです。
デスビキャップ中古のやつと交換したからといって変化無し。
2速で引っ張り、アクセルから足を放すとストール。

エンジン再始動OK。
今日はここまで、ノロノロと運転してガーレージへ到着。


総走行距離の記録

中古保守部品
・イグニッションコイル
・デスビキャップ
・デスビロータ
へ交換しました。

交換してテスト走行後の総走行距離の記録です。

保守部品の中古デスビキャップ+ローターを組み付け作業後の、総走行距離メーターが写っている。メータ数値は、247657Km|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月09日撮影
保守部品の中古デスビキャップ+ローターを組み付け作業後の、総走行距離メーターが写っている。メータ数値は、247657Km|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月09日撮影

総走行距離 247657Km です。


考察

今回のストール再現は、ガレージ内のアイドリング放置でも発生し、
路上走行の惰力中でも同じように再現した。

イグニッションコイルを中古品へ交換したことで、
エンジン音の変化はあったが、ストール症状そのものは残った。
コイル単体が犯人とは断定できないが、何かしらの影響はあると感じる。

デスビキャップ内の白い粉、ローター先端の荒れ、
そしてローターの微妙な遊びは気になる材料。
ただし、致命的な摩耗やガタは目視では確認できない。

今回の切り分けでは、
「コイル」「デスビキャップ+ローター」いずれも
ストール症状の根本原因とは言い切れない結果となった。

次の方針としては、
・デスビ本体の軸ブレ確認(再度)
・イグナイタの熱ダレ検証
・燃料系の圧力確認
あたりを順番に潰していく必要がある。

古い車ゆえに、複数の要因が重なって症状が出ている可能性も高い。
一つずつ、淡々と観測していくしかない。

クラウン子は今日も生きている。
まだ、諦める段階ではない。

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