クラウンワゴンのストール問題:中古デスビへ入れ替えして点火時期のブレが解消した(2026年6月11日)

「クラウンワゴンのストール問題:中古デスビへ入れ替えして点火時期のブレが解消した|なが~ンのごちゃごちゃ 出口のないジャンクなパラダイス」のアイキャッチ画像 車弄り、クラウンワゴン(4ナンバー貨客車)
車弄り、クラウンワゴン(4ナンバー貨客車)

クラウンワゴン(クラウン子と呼ぶ)の、エンジンストール問題の続きです。

前回までに、
・点火プラグ交換
・ダイアグチェック異常無し
・中古イグニッションコイルへ交換
・中古デスビキャップ+ローターへ交換
・中古イグナイタ+イグニッションコイルへ交換
・点火時期が安定しない、デスビ不調
まで確認した。

デスビが調子悪いのかを障害切り分けする目的で、
中古のデスビを取り付けてみる。その結果、変化があったのかの記録です。

中古デスピの準備

昨日に中古デスピの清掃までしました。

再度、問題点が無いか?中古デスピを目視確認です。

保守部品の中古デスビ、横置きでの撮影。純正部品番号 19100-70220|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月11日撮影
保守部品の中古デスビ、横置きでの撮影。純正部品番号 19100-70220|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月11日撮影

ローターの取付にガタが無いか?
スムーズに回るか?といったことを念押し確認です。

保守部品の中古デスビ、デスビキャップを外しローターが露出している|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月11日撮影
保守部品の中古デスビ、デスビキャップを外しローターが露出している|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月11日撮影

シャフト先端ギヤに目立つ欠損がないかも再確認です。

保守部品の中古デスビ、シャフト先端のギヤ|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月11日撮影
保守部品の中古デスビ、シャフト先端のギヤ|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月11日撮影

問題無しと判断します。

デスビ用の純正オイルシールが手元にないので、汎用品のオイルシールセットを持ち出します。

汎用品のオイルシールセット|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月11日撮影
汎用品のオイルシールセット|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月11日撮影

良さそうなものを選んでシャフトの根本に装着します。
デスビ先端ギアでオイルシールを気づ付けないように、マスキングテープをギヤに巻き付けてから、オイルシールを通していきました。

デスビシャフト先端ギヤをマスキングテープで隠している。新しいオイルシールをセット済み|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月11日撮影
デスビシャフト先端ギヤをマスキングテープで隠している。新しいオイルシールをセット済み|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月11日撮影


エンジンからデスビを取り外す

調子が悪いデスビをエンジンから取り外します。

デスビキャップを外して、ローターが見える状態にします。

デスビをエンジンから抜き取るのですが、交換する中古デスビが正常動作する補償はありません。最悪、すぐに元に戻す可能性があります。

元に戻すときの取り付け位置目印となるように、マジックで印を書いておきます。

デスビをエンジンから抜く前に、失敗やり戻しの可能性を考えて取付角度の目印を付ける|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月11日撮影
デスビをエンジンから抜く前に、失敗やり戻しの可能性を考えて取付角度の目印を付ける|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月11日撮影

デスビを交換するにあたり、次に取り付けるデスビのローター位置が同一位置でないといけません。つまり、点火時期を合わせないといけないのです。

整備書だと上死点の位置にセットして云々という感じだと思いますが、
“なが~ン”は、ローターが同じ位置であればそれでいいという理屈で進めます。
ついては、ローターの位置がわかりやすい位置にくるようにクランクをゆっくりと回します。

オルタネーターのプーリー固定ナットにメガネレンチを差し込んで右へ送っていくことで、
ファンベルトを引っ張りクランクが回ります。

オルタネータープーリーナットにメガネレンチをかけて回している|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月11日撮影
オルタネータープーリーナットにメガネレンチをかけて回している|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月11日撮影

ローターの位置がわかりやすい場所までクランクを回しました。

エンジンにデスビが付いている状態でローター露出|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月11日撮影
エンジンにデスビが付いている状態でローター露出|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月11日撮影

“なが~ン”流です。ロータ先端がデスビキャップ固定ボルト穴を指す位置にしました。

ローターがデスビに取り付けられている状態。デスビローター先端デスビ固定ボルト位置に合わせている|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月11日撮影
ローターがデスビに取り付けられている状態。デスビローター先端デスビ固定ボルト位置に合わせている|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月11日撮影

そっと、デスビをエンジンから抜き取るのですが、ここで注意が必要です。

デスビのシャフト先端にギアが付いています。
デスビを抜き取る時に、ギア刃分だけローターが回るんです。

エンジンからデスビを引き抜き、ロータが止まった位置に目印を付けます。

デスビをエンジンから抜いた。ローター先端の位置に目印を付けている|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月11日撮影
デスビをエンジンから抜いた。ローター先端の位置に目印を付けている|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月11日撮影

あらためて確認すると、抜き取りの時にけっこうローターが動いていますよ。

エンジンをデスビから抜いた状態。エンジンから抜くだけでローターがこれだけ動くと書きこみしている|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月11日撮影
エンジンをデスビから抜いた状態。エンジンから抜くだけでローターがこれだけ動くと書きこみしている|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月11日撮影

そのままデスビをそっと抜き取ると、エンジンにはデスビが挿入されていた穴があらわになります。

エンジンからデスビを抜き取った直後の、エンジンのデスビ挿入部|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月11日撮影
エンジンからデスビを抜き取った直後の、エンジンのデスビ挿入部|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月11日撮影

挿入穴を目視確認して特に不具合なしです。

抜き取ったデスビと、取付する中古デスピを比較確認です。
目視確認では部品に異なる部位はないと判断しました。

車体についていたデスビと、保守部品の中古デスビを並べて撮影している|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月11日撮影
車体についていたデスビと、保守部品の中古デスビを並べて撮影している|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月11日撮影


デスビの取付

目印をつけた位置にロータ先端を合わせてから、エンジンにデスビを差し込みます。
もちろん差し込むことで先端ギヤが噛んで回り、ロータが動いていきます。

しっかりデスビを挿入した状態で、最初に目印としたデスビキャップ取付ボルト穴をローター先端が指しているか確認です。

保守部品の中古デスビを車体に取り付けた状態|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月11日撮影
保守部品の中古デスビを車体に取り付けた状態|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月11日撮影

ローター先端か期待通りの位置関係になったので、点火時期の大きなズレ無くデスビの取付できたと思います。

デスビはほどほどにネジ止め固定しておきます。

デスビキャップの内側が汚れていないか確認します。

プラグコードが繋がったままのデスビキャップをひっくり返して内側が見えている|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月11日撮影
プラグコードが繋がったままのデスビキャップをひっくり返して内側が見えている|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月11日撮影

デスビキャップを装着。プラグコードの取り回しをしっかり確認します。

指差し確認しながら、組み戻し忘れが無いか確認します。
特に不具合点はなし、エンジン始動します。

すんなりとエンジン始動OKです。

エンジン左側面を撮影。エンジン始動してエンジンファンが回転している|保守部品の中古デスビをセットしたエンジン|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月11日撮影
エンジン左側面を撮影。エンジン始動してエンジンファンが回転している|保守部品の中古デスビをセットしたエンジン|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月11日撮影

これでデスビの物理的な交換作業はできました。
次は点火時期の調整です。


点火時期調整

タイミングライトが必須の調整作業です。
タイミングライトの撮影を忘れているので、昨日のブログ記事からタイミングライトの写真を拝借します。

Panasonic製のタイミングライトが中央にある|点火時期調整をする道具|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月10日撮影
Panasonic製のタイミングライトが中央にある|点火時期調整をする道具|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月10日撮影

エンジンストップの状態で、エンジンルーム内にあるECUダイアグコネクタに、針金ショートピンを挿入してダイアグモードにします。

ECUコネクタに針金を挿入している|ECUダイアグモードにする|保守部品の中古デスビをセットしたエンジン|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月11日撮影
ECUコネクタに針金を挿入している|ECUダイアグモードにする|保守部品の中古デスビをセットしたエンジン|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月11日撮影

ダイアグモードでエンジン始動します。

タイミングライトを1番プラグコードに挟んでプーリーを確認。
点火時期メモリを読み解きます。

アクセルワイヤーを引いて、“パッ”と手を離したときに、点火時期がすぐに戻ってくるかというのを確認します。

次に、
エンジンストップして、ECUダイアグコネクタに挿した針金を抜き取って、通常モードでの点火時期を読み取ります。

点火時期調整をすると……
ブレ幅が少ない。まったくブレないだといいのだけどそうではなく…
少しだけブレがある。

ECU DIAGモードで9.5ぐらいにする。(基準範疇は8から12。センターを取るなら10)
アクセルワイヤーを引いて回転数を結構上げる。
パッとアくセルを戻す。
9.5付近にスッと戻って安定する。(微妙に揺れてはいる)

ECUを通常モードにする。
点火時期が13.5位置で固定(微妙に揺れてはいる)。基準値は13度。
アクセル引いてパッと離す。何回も試す。
スッと13.5度位置へ戻って安定する。

つまり、点火時期のバラツキはなくなった。
これは期待できるぞ。


取り外したデスビの確認

取り外したデスビを確認する。

シャフト先端ギヤ、エンジンオイルで濡れている|車体に付いていたデスビ|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月11日撮影
シャフト先端ギヤ、エンジンオイルで濡れている|車体に付いていたデスビ|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月11日撮影

軸のガタは、上下左右は無いが、シャフト方向へのガタが微妙にあり。
もの凄い微妙なガタなのだが、手で動かすとカタカタと感触あり。
車体に付いていたときはギヤが噛みこんでいるので、この微妙なガタを感じなかったのだろう。

シャフト先端ギヤを差し込み面から見る|車体に付いていたデスビ|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月11日撮影
シャフト先端ギヤを差し込み面から見る|車体に付いていたデスビ|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月11日撮影

先端のピニオンギヤを指の腹で撫で確認すると……
中央の当たり面がかなり痩せている。
つまり回転方向への大きめの遊びはギヤ消耗によるガタがでていたということかな?


総走行距離の記録

総走行距離 247663Km です。

保守部品の中古デスビを組み付け作業後の、総走行距離メーターが写っている。メータ数値は、247663Km|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月11日撮影
保守部品の中古デスビを組み付け作業後の、総走行距離メーターが写っている。メータ数値は、247663Km|クラウンワゴン“E-GS130G”|2026年06月11日撮影

前日のメータと一緒。だって、昨日に軽い走行テストしてガレージに戻ってからは走行していないから。


走行テスト

夜中の半額食品を求めて、まったりと路上走行テストを試みる。

その結果……
トラブルが発生しない。
強引な運転はしていないが通常運転のアクセルワークでは不具合なし。

必ずストールしていた高架を越えて下るシーンでも、
下り道のエンジンブレーキのときに必ずストールしていたのが、
なんなく走行した。信号待ちのアイドリングも安定している。

そして、何よりエンジンが静かすぎて怖い。
エンジンブレーキをかけているときに、アイドリングしているのかエンストしているのかがわからないぐらい静か。
信号待ちで自分のエンジン音を感じない。慌ててストールしているのではないかと確認すること何回だよ。
ということで、こんな静かな車がクラウンということなんだろう。
あまりにも静かで気持ち悪いのよ。

そうそう、
エンジン始動時にバッテリー補充電のためのエンジン高回転、しばらくして普通のアイドリング回転。
エアコンを付けたときのアイドルアップ。
ヘッドライトを付けたときの充電量増やすためのアイドルアップ。
ハンドルを目いっぱい切ったときの、パワステからの負圧によるアイドルアップ。
これらの自動制御もしっかり作動していると思う。

これって……
アイドリングでストールの犯人は、デスビということでいいよね。


考察

デスビを中古品に交換したことで、点火時期のブレが無くなった。
点火時期のブレがなくなったことでエンジンが安定動作していると考える。

以前のデスビが不良のため、ECUによる点火時期調整が不安定となり、
かつ、アイドリンク時での、点火時期ばらつきも起因して、アイドリングでストールしているものと考える。

しばらく様子を見て、アイドリンクでストールが再現するパターンがあるか確認する必要がある。

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