本日の車弄りは、作業場所作りのための掃除と後片付けを含めて4時間でした。
スバル弄りを楽しみにされている方にはごめんなさい。
スバル弄りの前にクラウンワゴンのパワステポンプ仕事を先に進めます。
本日からクラウンワゴンのパワステポンプをオーバーホールなのですが….
まずは作業場所と作業に必要な道具の発掘です。
分解するときに作業台としてトレーが欲しいんだよなー。
あそこらへんにあるんだよなー。と進んでいくと…
ガーン。これってジャッキからオイルが漏れているんじゃないかい?

今は見えん。見えん。無いないして無視。
そのまま奥底をゴソゴソとする。
出てきたんだけど….
こんなのが乗っかってたよ。

グリス3本です。リチウムグリスが必要な時があってどこへやったっけ?となっていたんだけど…
四角いフライパンは…

えーっ。こんなのをそのまま放置していたのか。と、自分の行いにがっくりです。
スバルR-2のセルモーターを分解オーバーホールしていたときのやつがそのままだよ。
ブログに書いている作業記録を確認すると2019年12月だよ。

4年6ヶ月前からそのまま放置プレーだったってことですね。
錆クズなので廃棄….。
いやいや、スバルの部品は何がいつどのようなことになって、いろんな苦悩(部品入手できないとか、流用部品の検討がつかないとか)いいかねないので、こういう錆クズでも価値を生みかねない。とキープしよう。袋詰めだよ。

えーと、スバルのセルモーターを保管している箱に一緒に入れたらいいだろ。と、箱を持ったら….。
うん?こんな重さだったっけ?とんでもなく重かったはずだけど…
箱を開けたらセルモーターが3個。段ボール箱には5個と記録している。
うん?アレだ。去年にR-2乗りの知人に2個提供したんだった。

とりあえず、錆クズネジ達を箱にポイ。

うーん。気に入らねー。整列しやがれ。

もちろん箱に「R-2、セルモーター3個」と記載しなおしました。
さあー、これからが本番です。
いよいよ車弄りですよ。
私のクラウンワゴンは去年の5月に、オイル漏れしていたパワステオイルポンプを中古のパワステオイルポンプと交換しました。
もちろんオリジナルのパワステオイルポンプは保管しており、その個体を今回オーバーホールします。

尚、去年に交換した中古パワステオイルポンプですが半年後の車検を終えて帰ってきたらオイル漏れが発生です。なんでーっ。どうしてーっ。たまたま車検のタイミングでオイル漏れになるのー。どうしてー。とその他にも去年の車検は不満が一杯。あーっ、あの整備工場め。
元々、私の車体についていたパワステオイルポンプ君です。

オイル出力側根本から確実にオイル漏れしているんよ。それ以外にもいろんなところからオイル漏れしていると思われます。
さてさて、オーバーホールにあたり、ネットで先駆者の情報を探して予習しています。次の2か所をとっても参考にしています。

それの真似事で進めてみるのですが….
ド素人の私がそのように上手くいくわけはなく….(省略します)
まずはプーリーを外します。
プーリー外周にベルトレンチを巻き付けて、固定ナットをインパクトレンチで外します。

あっけなくナットは外れたんだけどプーリー自体がどうやっても外れません。

なんでやねん。と私のハンドパワーでは太刀打ちできずです。
接合部にCRC556を吹き付けて少しでも抜けやすくなるように….
えーっ、CRC556垂れ汁が錆色だよ。ってことでシャフトが錆びて食いついていることが確定。
プーラーをかけることも考えたのですがブリーが歪まないかなーと…
そうなるとプラスチックハンマーでまんべんなく容赦なく叩きまくることにします。
よしっ、プーリーが抜けたぞ。で、シャフトの飛び出し量を記録することに….
うん。オイラのやつはシャフトを引っ張ると2mm程前後に動くんですけど。それってどうなの?

エンジンへ固定するためのブラケットを外す。インパクトレンチを用意しているので容赦なくタタタタンとインパクトレンチでお手軽にボルトナットを緩めていく。

エアコントロールバルブを外したいのだけど、足でポンプを押さえて痩身の力でやっても緩みません。

ということで、エアコントロールバルブは後回しにします。
出力側のプレッシャーポートユニオンを抜き取ります。

プレッシャーポートユニオンの下からゾロゾロと出てくる部品。

入力側のサクションポートユニオンを外す。

さあー、問題のエアコントロールバルブですよ。
万力を持ち出しますよ。
尚、激貧家庭に付き作業台というものがありません。車弄りはすべて地べたです。地べたに段ボールを敷いた上で作業するんです。
もちろん万力を地べたに転がすのです。だって、万力を固定する作業台なんてありませんから….

私の足より良い仕事をしてくれる万力君です。
レンチにパイプを挿して柄を延長して「オリャッ」ってやったら外れました。

ちなみに、万力を地べたに転がして使用するのは間違った使用方法です。レンチの柄をパイプ挿して延長も間違った使用方法です。怪我をしたくない良い子は真似をしないように。
ハウジングから中身を抜き取りにかかります。
ハウジングキャップがスナップリングで抜けないようになっているんです。つまりスナップリングを抜き取れば中身がズルズルと出てくるはずなんだけど….
プーラーをかけてハウジングキャップを押し込みます。
ちなみに、自動車整備工場だとプレスを用いる作業だと思います。
私は「憧れのプレス」は持っていません。だって激貧家庭ですから…。はあーっ、プレス欲しいなー。

ちょっと押してから、スナップリングをゴニョゴニョとほじくりだすんです。

なかなかにシビアだわー。って苦戦しなから、やっとスナップリング外れたー。

ここからはハウジングをプラスチックハンマーでコンコンと叩いたら振動で中身が出てくるという….
コンコンするけど微動だにせず。それどころか、なんか部品が1個転げ落ちた。これってどこの部品よ?

先駆者の情報では各穴を塞いでコンプレッサーのエアーを吹き込めば簡単に抜けるともあったので試してみるが…
ハウジングキャップの隙間。つまりオイル滲みしていたところからスプレーのようにオイル噴き出しまき散らしで辺りを汚すだけで、まったく出てきません。
何故に抜けてこないのか考える。
ハウジングキャップより外側がコテコテ汚れになっていて接着剤のように粘々なのでは?
とりあえずハウジングキャップ縁部分を徹底掃除しよう。
またプーリーをかけて軽く押して、エンジンコンディショナー吹き付けてお掃除します。隙間にCRC556を吹き込んで中に沁みていけー。
プーラーを押したり戻したりしてハウジングキャップを動かしつつCRC556を隙間に入れていきました。

これでプラスチックハンマーでハウジングをコンコンと叩きまくるが….
まったく出てきません。エアー吹き込む作戦はオイル汚れまき散らすことになるのでもうしませんよ。
あきらめて反対側のプーリーシャフトを叩き込むことにしました。それっていいのかどうかはわかりませんが。私の技量ではそれしかできません。
コンコンとプラスチックハンマーでシャフトを小刻みに叩いていくと….
「グプァーッ」って大きい音がしてハウジングキャップが抜けました。押し出しに成功です。

先駆者の情報では、この状態から中身をそーっと引っ張り出せるとのことだったのですが….
ダメです。なにをどうしようが引っ張りだすことはできません。どんだけなのよ。
シャフトを叩いて押し出す作戦継続です。
いきなりバラバラになるなよーって手でぉさえつつ用心しながらだったのですが….
「ヌプッ」って音と同時に中身が….。落としてしまった。

内部のプレートがバラバラだよ。
プレートってバラバラになったらまずいってことないかい?回転消耗のあたりがついていて、元あった場所に組み戻さないといけないのでは?違う場所に入れたらあたりが悪くて….。とかは….。もう今更遅いわな。
はい、摘出した贓物です。

次はハウジングのオイルシールをめくります。

これがなかなかにめくれない
どうしてーって苦戦していたら、オイルシールの接続部が錆びていて固着しているという….
めっちゃ苦戦してオイルシール抜き取り成功。

ふうーっ。オイルポンプの分解できたよ。分解だよね。破壊じゃないよね。
本日はコレで終了。次回はオイルポンプ内部の洗浄です。
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