あの恐怖がやってきた

今朝に、すごい縦揺れ地震がやってきました。

 

阪神大震災の時に尼崎で震度6をくらった私です。

(当時は震度計があちこちになかったので各ポイントでの正確震度は記録されてません。後の行政推論震度では私の住んでいた町内はマンションや歩道橋の落下等の倒壊状況より震度6強から7弱相当だったらしい)

 

今朝のモゾモゾとした縦揺れの瞬間にあの恐怖がよぎりました。

嫁と朝飯中でして、モゾモゾを感じた瞬間に嫁が先に「これは大きい」と言い放って、冷蔵庫を押さえつけます。私は即座にスチール家具を押し付けます。

その後に、大きい縦揺れです。

我が家ではズンズン攻撃でした。縦揺れだけです。

 

我が家のルールです。

阪神大震災を経験している者として…

あのクラスの地震は、絶対に物の落下は防げない。もちろん家具が倒れるのも防げない。

だって、26インチのブラウン管テレビが飛んできたんですよ。蛍光灯が落ちるだはなく、斜めに打ち付けるように千切れて飛んできたんですよ。

ポイントは、揺れている間をどれだけ生き残る努力をするかということでして…

アホ夫婦は、倒れてきそうな大きい家具を抑え込むなのです。

自分にのしかかられてはたまりません。なので揺れて倒れそうなときは押し倒すというのがルールです。

つまり、家具の上に自分がのしかかれなのです。

 

それで、嫁は冷蔵庫、私は2m以上あるスチール家具を壁に押し付けてました。

 

幸いすぐに揺れはおさまったのですが、このあとすぐに本命がくるのではないかとくそまじめに構えています。二人してラグビーのタックルかまえ状態です。

ガス止まっているか―。地鳴りが聞こえるか―、空気が揺れてないか―。って声掛け確認してから家具を離れて階段へ移動。(階段が落下物がない狭くて強度のある空間と認識している)

階段から窓を開けて外を確認したら、行政の緊急放送が流れました。

「テーロンテーロン」って遅いよ。と思いつつも、緊急放送より先に地震をくらっている。

これって、めっちゃ近いじゃないか?

南海地震じゃないってことだ。(てっきり南海地震の序章かと勘ぐっていた)

 

ああっっ。テレビがあれば情報がつかめるのに…

ということで、テレビの無い我が家はリアル情報収拾困難世帯です。

 

パソコンをオン。って起動待ちの間に両親や知人に電話してみますが、通信制限がかけられている文言です。

ネットで確認して、知る事実。

なんだとー、大阪市内を直撃だとー。

梅田から豊中辺りかー。

嫁の両親は豊中です。私の両親は尼崎です。

電話は通信制限で連絡が途絶えてます。

まあー、阪神大震災で良くも悪くも建物は間引きされ、インフラの整備もされた地域なので、阪神大震災同程度なら以前のような大きい倒壊は少ないと思いますが、問題は火事だけです。

 

それよりも阪神大震災で被害がなかった地区、多分、箕面市から京都の方にかけてです。

そこはインフラもまだ古かったはず、今まで大きい地震はくらってないので揺れに弱そうな建物が残っているはず。

大丈夫かー、大阪から京都のライン。

 

どうなのかなー。

 

で、今頃ブログを書いているということは..

 

我が家は、プロパンガスが倒れかけ(チェーンで壁から引っ張られている状態)程度で済みました。

 

先ほどまで、XX小学校へはどうやって行くの?のさまよえるおばちゃん達の対応も終えました。

JRの踏切が実質封鎖のため、踏切を渡れず遠回りしてアンダーパスを通過(アンダーパスも大丈夫なのかよ?と思いますが…)されて、普段通らない道なので方向感覚のわからない自転車おばちゃんが我が家の前で立ち往生。

ここはどこ?xx小学校は?

なので声掛けしてあげて、ここを曲がってアッチいってこっちいってと説明でした。

小学校に迎えにこいとかなんとか言われているのだろうなー。

かなりのおばちゃんが自転車で向かったからなー。

 

今後の余震がどう出るのか?

いやいや、実は今朝のが余震で、まだ本震があるとかの荒筋ではないことを祈るのです。

 

地震発生だけは本当に神頼みになります。

もしもの時に、自分が生き残ることを常日頃意識しておくしか予防線がありませんからねー。

 

夕方になって、知人のところへ行ってテレビを見る。明日の午後に知人のところから新聞をもらってきてやっと私は情報がわかるかと思います。

 

 

とりあえずですが、貧乏夫婦は無事でした。とブログで知人達へ報告です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました