センチュリーのお見合い話が来た

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引越先の当ブログですが.... 引越自体は終えてます。(2025年10月08日00:45現在)
でもね、デコレーションがまだまだでしょ。飾りつけといったことはポチポチとしていきます。
そうそう。gooブログからの引越データとしては、記事数2756件、画像20833枚でした。
***** 以降に記事本文が続きます。読んでね!! *****


特にどうこうということはない、つまらない話なんです。

しかし、こういうのは一部の人はクスクスと笑うと思うのでちょっとネタでブログに書きます。

 

ナニワ旧車部品交換会(フリーマーケット)で一度だけお会いして車雑談をした人から突然のメールでした。

タイトルが「なが~ンさんはエメラルドな老婆センチュリーを娶る体力と根性ありますか?」というものです。

タイトルでなんのこっちゃ?と思うでしょ。

でも、クラウン乗りの人は、ちょっとピクピクするでしょ。

そう、あのセンチュリーネタなんですよ。車体にトヨタのマークは一切なく鳳凰マークがついているあの車です。

日本人のおもてなし精神を全力投球でつぎ込んで、日本の道路と日本の恰幅の良いオジサマが社内でくつろぐためにメーカーの努力を注ぎ込んだあの車です。

運転手さんの家庭事情で大型車を保管できなくなり手放さなければならなくなった。ついては、車を大事に乗ってくれそうな人に順番にお見合いしているという内容です。

先方の結納金についてはここで書きませんね。結納金なんかより、時々これからも家族ともども車仲間付き合いできそうな方のところへそのまま提供したいというような感じのものです。

老婆と本人がいうだけあって車歴もなかなかなのですが、それでも平成登録の自動車です。

車歴としては私のクラウンとそんなに大差はないのです。

それよりも老夫婦が最後の車として選択した車だったとのことで、とても丁寧に乗られているのですよ。

まあ~、たった一度のお会いでしたが、先方が私の金色クラウンを見つけられて、古い中途半端自動車の維持の話でもりあがったというわけです。

はっきりいって私のクラウンはポンコツの部類なのですが、その方から見たらクラウンを愛でて手当をしている苦労の痕がうれしくて仕方なかったらしいのです。

もちろん先方の車もその場で紹介してもらってます。

おそろしくきれいに磨きこまれたボティーと思ったら、特に磨きこんでいるわけではないとのこと。さすが高級車の塗装、ときどきの洗車とお手軽練ワックスだけで維持できているとのこと。

鏡のように美しいボティーなのですが、色がなんとエメラルドパールグリーン(先方の説明では醍醐とかなんかそういう湖みたいな色名をいっていたんだけど失念してます)だったのです。それも純正色とのこと。

大型セダン車で濃紺ワインと濃紺グリーン系のパール系シルキーメタリック系色は私の憧れの色でした。

私の中では、大型セダンは、黒色、白色、シルバーではないのです。

大型セダンを偉そうに乗り回すのではなく、華麗に優雅にそれとなく乗るのがある意味で夢なんですよ。それが、ワイン、マルーン、ダークグリーンのしっとりとしたメタリックかパールだと思っているんです。

まさにこの色。これでセンチュリーなんて、すごく美しいとプチ感動したものなんですよ。

その車を娶らないかという提案です。

なんでも、いろんなところに相談をするが、まずは色で毛嫌いされるらしいのです。

世間体は、やっぱりセンチュリーは黒色らしいです。

色を歓迎する人は次は車体の大きさにダメを出すらしい。ちょっと変な高級車を乗ろうという人は、案外狭いガレージだったりするんですよね。

本当に大きなガレージを持っている人って、何故かベンツ愛がいっぱいだしね。

ということで、車庫証明でダメというパターン。

それに車歴が長い車なので、そんな古い中古車は嫌だという人。

そんな人ばかりでダメということらしい。

最初に結論を出しますが、私は激貧なので高級3ナンバー車を維持できるはずはありません。

それにセンチュリーは荷物が積めないでしょ。だからお仕事車にならないのでダメダメです。

ということで、速攻でお断りなのですが、あの車体とボティーカラーにおもてなし精神満載のスペシャル設計車。最終的にはそういうジャパン魂満載の車を駆りたいと思っているのでものすごく魅力的なのです。

車としては私の中で文句のつけようがない状態。本当に娶りたいのですが、そんな車を維持したら我が家は崩壊してしまいます。

さてさて….

このメールネタを朝飯を食いながら嫁に話した。

嫁は車に詳しいわけではないが、機能美にこだわる人です。ついては、変な斜め視線で機械物を判断する人です。

その嫁もフリマの時に、エメラルドグリーンの車体を見てすごく感動したとのこと。

嫁の中では英国車のイメージがしたそうです。(きっとジャガーのグリーンメタリックをイメージしているんだろうなー)

「あの恐ろしく静かなエンジンの車か~。あれって政治家が後ろに座る車だよねー。」

と、適確な判断してられる。

そして、嫁から出た一言は「あの車って職人魂が入っているでしょ。あれに乗り換えなよ。」って驚きの一言。

「エンジニアはエンジニア魂のこもったものを愛でないとダメだよ。あの高級車には職人の歓迎オーラが満載に思えたよ。触っていると絶対に職人気質を感じて自分の精神も昇華するって」って….

あんたは宗教思想が入っているのか?と思ったよ。

さらに….

「あんたがエメラルドグリーンのセンチュリー乗って、私が金赤のR-2に乗るの。めっちゃ大きい車と、めっちゃ小さい車。めっちゃ長くて平べったい車と、めっちゃ丸くてコロコロした車。赤とグリーンの対比色。絶対に楽しい車生活楽しめるでー」

「今の金色クラウンでも、そこそこトヨタの歓迎精神が感じられるねんで、それよりも、ようこそいらっしゃいました。これからどこに行きましょう。って話しかけてくるようなあの車は絶対にいいでー」って….

そうだねー。そうなんだけどねー。

ではではと嫁に現実を説明。

「車は文句のつけようがないねん。きっと整備維持費も今のクラウンとそんなにかわらんと思う。でもね税金が恐ろしく違うんやでー」

と、いろいろと説明したら….

「はぁー、たかが自動車に乗るだけなのに日本って意地悪なのねー」と一言で納得されました。

そして、「最終結論がダメとわかっているネタなら私に振るなよ。その車が手元にあることを想像してロマンスしてしまったではないか。今晩に夢にでてくるやろ」と捨て台詞で終了でした。

ところで….

「小型クルーザーとプチ高級車を維持する社長の夢はまだ捨ててないよな!」と嫁に釘を刺される私です。

もちろん目標は捨ててませんよ。と嫁に再宣言するのでした。

 

ところで、今回の話で思ったことですが….

私って、想定していた車より斜め上の車ネタが縁で車を娶ることが多いみたい。

 

最初に娶った車は、只今修理にがんばっているスバルR-2です。

この車を娶るときは、なんとダイハツのリーザに乗るつもりだったのです。

世間は四角く角ばったデザインが主流だった時代に、とにかく丸い車が乗りたかったのです。

リーザの割安物件がないかなーと妄想していたときにガソリンスタンドでスクラップ待ちになっていた丸い車に一目ぼれで、スクラップ行き車を私が娶ったのです。

まあー、最初の入門車でぶつけてボコボコにしてもいいかという考えだったのですが….

2サイクルエンジンに萌えまして、お気に入りとなったのでした。

(本当は女受けが最高によかったので乗り回していたりしたのですが….)

 

次の車が、日産ダットサントラック(ダブルピック4WD)でした。

ちなみに車体色は、赤メタリック/シャンパンゴールドというツートンカラーで、荷台に天井面一のシェルを背負ってました。

ちょうど世間がバブル最終時期で、私が社会人2年目です。

スキーブームでして、スキーの足というかレジャー用途で三菱パジェロの4ナンバー車を探していたのです。

今のクラウン主治医の自動車整備工場社長と業者オークションにかようこと3回目にて、ダットサントラックを見つけてしまいました。そして落札してしまった。

(当時はダットラのゲテモノ豪華四駆で派手な色は人気がなく、ハイラックスピックアップ四駆ノーマルグレードの半値ぐらいでした)

このダットラは良かった。単なるトラックのはずなのに、容赦なく盛大な装備が満載。室内がとても広くシートの上で堂々とアグラがかげるしシートもフルフラットになるというありさま。

ベースのトラックをどれだけ遊びに便利に使えるようにと、設計者の苦労がヒシヒシと感じ取れる車でとても便利だったのです。

なお、走りは別ね。どんくさい走りでしたが、遊びベース、仕事ベースとしては、超最高の車だったのです。

あの排ガス規制で乗れなくならなければ、絶対に今でも乗り続けていたと思うのですよ。

排ガス規制で乗れなくなるギリギリまでダットサントラックを愛でまして、北海道の方へ引き取られていきました。

かわりに仕事でつかえる車を探さないといけません。

 

その次の車は…

クラウンバン(鉄バンパー丸目4灯のやつ)です。

ガレージの関係で背の高い車が乗れないのです。さらに維持費を少しでも安くしたいので4ナンバーです。そして排ガス規制の関係で乗れる車両が絞られるのです。

かなり探しました。4ナンバーのガソリン自動車で背の低いタイプってそんなにありません。

それも激貧なので中古車で、それもポンコツコースまっしぐらです。そんなのって中古車流通ではそんなにありません。

そりゃそうだ。4ナンバー車は、ほとんどのオーナーは道具として使い潰すんだから。

今のクラウン主治医の自動車整備工場の社長と相談します。

すると、バネットの福祉車両中古ってのが出てきたのです。

バネットなら背がギリギリなんとかです。

予算を告げてオークションしてもらいましたが競り負けました。

もうひとつどんな車両が4ナンバーであるのかわかりません。

ついては社長と一緒にオークション会場に行って4ナンバー車をいろいろと見たのです。さらに落札価格も調査して不人気車を探るのです。(不人気車を探す時点ですでに間違っているでしょ)

ふむふむ。

普通に個人商店が手放した車は、結構な価格になるんですね。

下手な5ナンバー車より4ナンバーの方が落札価格が高い。4ナンバー車の方が程度悪いのに…

訳有り業種から放出される車両は結構安い。

たとえば、霊きゅう寝台車、消防用途使用車、役所払い下げ車、病院用途救急車、道路公団車、銀行使用車、等々….

うーむうーむ。と悩むのです。が、私の中では道路公団と霊きゅう車にターゲットを絞ってました。

嫁に説明したら、「黒色よりは道路公団のオレンジ色が面白いから公団車にしな」と後押しされました。

と、ここまで知識をつけてヤフオクも物色します。

道路公団車両に入札するも競り負けます。

消防指示車両にも入札しますが競り負けます。というか消防色の車って結構な価格になることを感じ取ります。

いろいろと入札してみて、病院用途救急車(ボンネットバンタイプ)と、銀行使用車(現金輸送車、迎車用途)がターゲットとなりまして…

結局、某銀行の現金輸送車を落札して娶った。

私的にはマーク2バンを乗るつもりだったのに、斜め上路線のクラウンになってしまった。

結果的にクラウンでよかった。この乗りこんだときの「ようこそいらっしゃいました」という歓迎ムードの室内と、一般道で運転するときの乗りやすさ。

バン仕様としても、日本人のために日本人が誠意をこめて設計したジャパンクオリティーだったんですよ。

 

次の車は….

クラウンバンがもらい事故しました。

先方のお金で修理復旧しましたが、すでに旧車なので保険屋が交換をみとめない部品が多数。それにメーカーから部品がでないものも多数でした。

つまり事故をしたけど、これはそのまま使ってねという部品が付いているということです。そんな部品が長持ちするとは考えにくいのです。

これは、クラウンバンを維持するために部品取り車を探すという、馬鹿な思考へ進むのです。

部品取り用途なので、クラウンの内部構成パーツに流用できそうな車両でと選択しを広げていたら…

なんと、今の金色クラウンワゴンと縁があったのです。

スクラップ待ちだった金色クラウンワゴン君です。

部品取りでやってきたのですが、結局金色クラウンワゴンを蘇生してしまいます。

どっちに乗る?となったときに、金色クラウンワゴンへ….

そして維持費のために4ナンバーへ変更して今に至るのです。

つまり、今の金色ワゴンも乗り換えしたくて求めた車両ではありません。

偶然に私の手元へ部品取りとしてきた車。それなのに蘇生してしまった。

 

ということで、私が乗ってきた車って、最初からコレに乗りたいと探していた車だっものはないのです。

たまたま、車を探していたときに私の目の前を通り過ぎる車たち。

いろいろとお見合いをした結果、なにか引かれるものがあった。知人にいわせると「偏屈なが~ンが選択した車だけあって変なこだわりがあるなー。マイナー車なのにええなー」という車を引いているということらしい。

世間的には、見てくれや機能で車を選択するんだけどねー。

私もスポーツカーとかに乗りたいのですよ。でもね、激貧だしねー。

それよりは激貧が選択できる範疇で機能美が地味に輝いている車を狙うのです。

すると、一般的に見下される車になるのよね。それを個人で乗っているのか?って….

 

そうそう。話を戻します。

今回のセンチュリーの件で嫁から出た言葉です。

「クラウンを見た人からお見合い話が出るとしたらジャガーだと思っていた。金色のクラウンだからねー絶対外車勢から話が出ると思っていたのよ。そういう丸っこい大型車ってジャガーや古いロールスでしょ」って…

それに対して私は…

「いやいや、三菱のデボネアって車ならお見合い話がきそうかなーとは思っていたんだけどなー。初代のやつでダットラみたいに長いことデザイン変わってないごつい車があるんだよ。」と…

朝飯を食い終わってから、嫁がパソコンを上げてデボネアを調べてはる。

クスクスと笑う嫁です。

「ははは。デボネア最高。なんだーこのデザイン、いかにも高級車じゃないか。このオーナーなら絶対あんたと気があうわー」って報告がありました。

そうかい。やっぱりデボネアは偏屈が乗りそうか。と思い直す私なのでした。

 

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