>なが~ンのごちゃごちゃ 、そして長~く続く出口のないジャンクなパラダイス??
https://blog.goo.ne.jp/nagan_k から引っ越してきました。
旧ブログは 2025年11月18日まで ご覧いただけます。それ以降はgooブログ自体がなくなる段取りらしいです。
でもね、旧ブログはこっちへのジャンプ先が書いてあるだけなので....。(引っ越しましたって引越し先個々のURLリンクだけ)
さてさて、今までお世話になったgooブログへの最後の挨拶をば
さようならgooブログ。今までありがとうございました。
引越先の当ブログですが.... 引越自体は終えてます。(2025年10月08日00:45現在)
でもね、デコレーションがまだまだでしょ。飾りつけといったことはポチポチとしていきます。
そうそう。gooブログからの引越データとしては、記事数2756件、画像20833枚でした。
昨日の作業内容です。
少し時間が取れたのでスバルのところへ….
といっても、スバル弄りの作業場所はダンボール箱が満載でスバルを弄れる状態ではないなり。
これでも昨日に90分ほどかけて整理してダンボール箱が半減しているんですよ。
ともかくこの箱を片付けるべし。もちろん箱の中身には「なにわ部品交換会」へ持っていかなかったガラクタが入っているのですよ。(私的に責任をもって他人様へお渡しできるような状態ではない代物というやつです)
さてさて、こいつらを片付けたところで、久しぶりに後輩のベンツ(自転車のことです)に関することをします。
ちようどスバルが区切りのいいところだし、後輩なりに部品入手で一つの区切りにもなったのです。
以前に後輩の自転車絡みの作業をしたのは、6月3日でした。
えー、2か月前になりますね。
後輩がスポークのサビ落としをしているときに、スポークが1本折れていることに気付きました。
サビ取り中に折ったのか、もともと折れていたのかは知りません。後輩から作業完了後に「スポーク折れてるねん。こんなの簡単に修理してくれるよな」と申告があったものです。
えー、私に修理しろと指令が出たものです。
私は自転車の修理方法なんて知りません。なのでスポークの交換方法なんて知りません。
自転車の修理は知りませんが、自転車の合理的な構造には理解があるつもりです。
その中でスポークって、荷重分散するために合理的な手法で、かつ、1個でもスポークが欠損すると分担バランスが狂い順番にスポークが折れていくだろうということは推論できます。
つまり欠損したスポークは新品に交換すべき部品だろうと考えます。
このブログを読まれた自転車に詳しい方、私の変態持論が間違っていたらご指摘ください。素直に知識として吸収します。
後輩の自転車なので、
「交換部品ぐらい自分で用意しろ。自転車屋でスポークを売ってくれるか訪ねてみろ。その時に長さとか必要だろうから、折れてないスポークを持っていっらいいのか、どこからどこまでを測ったらいいのかも確認してこい。部品が入手できたら組み付け作業してやる」
と後輩にふってました。
後輩も自分の自転車だし、一応、技術畑の仕事を今はしてますし、それ以前は会計仕事等もこなしていて、こういった取り寄せ部品になるだろう物品のことはとても理解しております。また、初めて入ったお店の商店主がどのような人種なのかもすぐに判断する技術にたけていると思います。
さらに大阪のおばちゃんなので、自分が欲しいと思い物品に対する努力は相応にえげつないというものです。
その後輩が、2か月かけていろいろと自転車屋を巡って相談したそうです。
街の小さい自転車屋から、某有名なチェーン店まで行ったそうです。
その結果、どこも、自転車用品卸が単品商品として卸すもの以外は個別に部品販売しないとのことです。
部材は部品商から仕入れており、相応の単位での入手となり、かつ、お客に小売する品物ではない。部材なのでPL法といった部品メーカーの保証規定がないため、ショートパーツとして所有しているものを個別に顧客へ販売することもできない。
さらに、当店で販売した自転車じゃないのでしょ。そんなのは他所へ修理相談にいきな。といった、スバル自動車の営業所みたいな対応もされたらしい。
まぁー、PL法といった縛りがあるため、メーカー出荷時で部品として正式なJANコードがふられている個別包装パーツ商品しか取り寄せ販売しないということに、業界ルールがなっているとのことでした。
これですが、後輩から聞いた内容のまとめなので、もしかしたら間違っているかもしれません。
しかしながら、私がスバルの修理で、スバル自動車ディラーで対応された内容と一緒です。スバルに至ってはネジ1個すら売らん。当店で販売した車ではないので当店敷地内にそんな車を乗り入れするな。とまでいわれましたから、世の中はそうなんでしょう。
私の中には、スバル自動車は技術屋集団で技術屋魂があり、困っている自社車のことは相談に乗ってくれるものという考えでした。
自転車業界もちょっとしたことは相談にのり、ショートパーツなんて整備場奥の箱からゴソゴソ出してきて、客を見て幾らもらっていいかな?これを本当に自分で交換できるか?といったアドバイス的な相談もしてくれるような業界だと思ってました。
それが、PL法をだされ、メーカーの製造責任期限は何年なので修理する義務はない、古いものはここに持ってくるな、いつ販売したかわからないものは診断することすらしない。という対応になっているのです。
つまり、販売店さんが古い製品を一切拒否、他店で購入された物品は点検すらやらない。という体制になっているので、そりゃー技術をもっていない人は古いものを買い替えるしかなくなります。
そういったことはスバル自動車ディラーだけの話なのかと思っていたら、自転車業界もそのようなので、日本の工業製品に関する常識がそういう方向を向いているのかもしれません。
そんなことだから技術大国日本が荒んでいくのでしょうか?だって街の技術屋がPL法のせいで、その術をふるってくれなくなったのですから。
と、私のような技術も地位もない、どちらかというと低レベルの人間が思想的なことを愚痴っても寝言でしかありません。読み捨ててくださいまし。
さてさて、なんのつてもないド素人には新品部品が手に入らないことが確定しました。
こんなスポークを自動車部品商が扱っているわけありません。(自動車部品なら自動車整備工場経由で相談できるのだが)
いやいや、バイクの部品とうそぶいて取り寄せをするか?となっても、そんなことで部品商の手間をとらせるわけにもいきません。
ということは、プロが修理すらしてくれない。新品部品の入手めども立たない。となると、知識のないものが素人修理するしかありません。
知識のないものが修理すると事故率が高くなるのは重々承知の助ですが、新品部品を売ってくれないのでインチキ修理するしかないのです。
だって、新品自転車を買うゆとりなんて後輩にはありませんしね。この自転車だって後輩は中古自転車を買って大事に乗り続けているんですから。
まぁー、そういう理由で、私がインチキな修理をします。
間違いなく邪道な修理をしております。絶対してはいけない見本と思っていただいていいかと思います。
しかしながら、部品の入手ができない以上、こういう修理になりました。ということで、新品自転車を買うことができない、部品交換したくても修理部品の入手ができない、修理相談しても古いから診断すらしてくれない、そういう八方ふさがりの中で、激貧で技術のない底辺人間の苦悩を読んでください。
2か月前に後輩がスポークにサビ止めを塗りたくった後輪です。
ハブ側のスポーク釘頭が飛んで折れています。
スポークをどうやって分解するのかは知りませんが、現状にて折れたスポークはリム側の1点で支持されているだけなのでリム側に仕掛けがあるはずと思いタイヤを外します。
ふむふむ。リム側にボルト頭があります。そのボルトの軸部延長がスポークなんですな。
マイナスドライバーで回そうとしたら軽く空転します。
はん?って思いスポークをゆすったら、なんだー、リム側から差し込んであるだけなのねー。
抜けたスポークのボルト部分を確認です。
指でくるくると回ります。
抜くと、スポーク側にスプラインが切られている。
ということは、スポークの先端をハブ穴に刺して固定したうえで、リム側のボルトを締め上げてテンションをかけることで固定。
これをすべてのスポークに行い、個々のテンションのかけ方でリムの左右ブレを調整するという合理的かつ簡単だが面倒そうな構築というのを学習です。
さて、このボルトですが、内側のねじ切りが貫通しています。
貫通しているネジ状の管部品を自動車修理では「ニップル」と表現するのですが、自転車業界はどういうのでしょう?
ともかく自転車業界用語を存じないので、中空ボルトと表現することにします。
さて理屈がわかりましたので、次の工程へ….
さすがにスポークを自作しようとは思いませんよ。
そうではなく、以前に交換した前輪からスポークを部品取りできないかと考えます。
組み付けている状態で、折れたスポークを並べてみます。
うむむむ….部品取りするスポークが長いような気がする….
部品取りスポークを抜き取ってみました。
微妙だなー。ともかく仮組してみよう。
こりゃースポークが長いや。
中空ボルトでテンションかけていない状態でこれだけ飛び出しがあるので、中空ボルトで締め上げたらさらに飛び出しが出そうです。
と、ここで気が付きます。
この先端が飛び出すとチューブを刺すやん。そりゃ、まずいやん。
ということは、長は短に化ける理論で工作です。
はい、スポークのねじ切り部分をカットしました。
この状態で中空ネジがスルスルと回るのを確認です。
もちろんねじ切り長が短くなるので中空ネジが緩むリスクが高くなるのですが、新品スポークを売ってもらえないので仕方がありません。こうやって改造して用立てするしかありません。
それより、この中空ボルトですが、軸部分が真円ではなく面取りされているのに気が付きました。
ということは、スポークを組上げてからもリムの根本でこの軸をペンチ等で回すことでテンション調整が可能ってことですね。
しかし、この中空ボルトの面取りがいい加減に思える。こういう品質の代物なんだろうか?
単に私が自動車部品しかしらないだけで、自転車はこういう整形部品品質が常識なのだろうか?こればかりは経験を積んでいないので判断できません。
ここで後輩が持ち込んでいた変な道具を引っ張り出します。
後輩曰く、パンク修理するときにとても便利に使える代物ということです。車輪を乗っけてくるくる回せる便利なやつ。
インチキスポークを入れたリムを乗せて回転させます。
シャフト受けが広いので少し暴れるのですが、ある程度のブレ判断には役立ちました。
サッと車輪を回してしばらくしたら土台の暴れが落ち着いてツーって車輪が回るのです。
リムのそばに空き缶を置いて覗き込んで確認調整です。10分ほどいじります。
私なりに、対角位置のスポークをちょっと触ったりして調整しましたが、どうやっても0.8mmぐらいブレるのです。
ここから先の微調整が職人の腕になるのでしょう。私なりに、1/4締めたら、反対は1/8締める的な調整で目視で作業したのですが、達人はリムを撫でるだけで簡単に調整しそうですね。
できあがった車輪です。
このあとは、今回セットしたスポークにサビ止め塗料をペタペタと塗りました。
いかがわしいスポークをセットしたとはいえ、リムのブレが小さくなっていると思うので個々のスポークへの負荷は分散されているはずなので大丈夫だろうと思いますが、あとは経年劣化のからみかと…
こういうのも経年寿命があるよね。開始時期の異なる部品で力量分散ってある意味恐ろしいげとね。
まぁー、これも新品スポークが入手できないのだから仕方ありません。
って、ここでさらに気がついた。
リムだけでブレ取りしても意味がないのでは?
チューブとタイヤをはめたらバランスがまた狂うのでは?
ということは、タイヤを嵌めて自転車にセットしてから、さらにスポーク調整をする可能性があるということだね。
ここで、本日の作業は終了です。
コメント
Unknown
こんにちは。
自分が勤めてたスバルディラーは「来る者は拒まず、出来る限りの手は打つ」というスタンスでした。顧客管理も、一見さんの可能性でも管理システムに入れてました。
色々あって潰れました(潰された?)けど。
新しく出来た新規拠点は自社販売分しか管理してないようです。当該地区の古参ユーザーの取り込みは、全てはできなかったみたいでした。
コメントありがとう
スバルディラーに勤めてられたんですね。貴重な意見ありがとうございます。
私は別に顧客管理してくれなくてもいいんですけどねー。
ディラーさんが責任もって旧車の修理ができないのは理解できますので修理お断りも重々承知なんですよ。
でも、部品を売ってくれないのはどうかと思うのよね。
スバルディラーさんも、各営業所の売り上げ追及とかで利益追求したいのも十分理解できるのです。
なにごとも利益が出ないと商売としてはダメなのはわかるのです。
なので、利益ができないことを率先して営業しないのはもちろんだろうと思います。
しかし、薄利の案件であっても相談ごととして持ち込まれたのであれば、門前払いせずに対応をしてもらいたかったのが本音です。
憶測ですが、そのディラーなりに、そんな部品のパーツ番号を調べて発注したところで部品出ないのを知っている。それだけの職員人件費をかけたくないからやりたくない。というノウハウで個々の発注を断るのなら理解できますが….
それならそうで、「いやーその部品は出ないのを知っているのですよー」と断ってくれてもいいものを…
ちなみに、私的には、「この部品はXXスバルではいつごろに発注して出た部品という情報をもって問い合わせに行っているんだけどねー」。その証拠に遠い他府県のディラーに出向いて部品を入手したんです。
ともかく、車体が古い、かかわりたくない。ということを明確に言って断られたのです。
しかし、スバル本社へ部品入手の問い合わせをしても、「自動車のサービスについては、お近くの営業所へ問い合わせてください。本社から個々のお客様への販売はしません。営業所がスバルの販売車輛について古いからという理由だけでサポートを断ることはありません。部品が存在しないときはご理解ください。」という返答なのよね。
ついては、個人ではディラーに部品入手を頼むしかない。枯渇部品ならそのように言ってくれれはいいのだが、取り寄せ問い合わせする努力すらディラーで放棄対応されたのですから。ディラーがそういう考え方で本社の思想と違うってことだろうと思います。
ちなみに、近所のスバルディラーでは門前払いなのですが、遠い兵庫スバルまで出向いたら快く部品調査と、部品取り寄せしてくれたのですよ。
さすがに旧車なので責任とって整備できないから修理対応はできないが、部品提供できるものは協力しますよ。という対応でした。
各営業所で対応が大きく違うのも事実で、ディラーが最初から門前払いした瞬間から、メーカー在庫している部品すら入手できないというパターンになるのです。
メーカーのサービス拠点として大きい顔して営業展開している以上、スバルオーナーが困って相談にきているのだから、なにかしらの相談には乗ってくれてもいいと思うのよね。
その努力義務を怠っていると思うのですが….
そのディラーが言い放った
「古い車はメーカーが保守しなければならない期間を過ぎてますので対応する義務はありません。法的に義務が無い以上、スバルとしてその車をサポートする努力義務をするつもりはありません。」と、近所のディラーにとどめの楔を言われちゃいましたから。
つまり、本社とディラーで言い分が違うのですが、法的にというとディラーの意見が正しいのよね。
さらに「たとえメーカーに部品があったとしても、サポート期間を過ぎている車の部品を顧客に売る義務はありません。」とも言われました。つまり、極論ですが、旧車乗りは、たとえメーカーに部品が在庫していてもメーカーに部品を注文するな。自分でなんとかしろ。というこなんですよ。
まあー、ディラの各営業所の考え方次第なんでしょうけど….
旧車乗りが部品を入手するには、理解を出してくれそうなはるばる遠方のディラーに出向いてみるか、なにかしら部品を自作するしかないということです。
と、不平はいろいろとあるのですが….
ディラーがメーカーの窓口なのは事実で、そこで入庫するなとまで言われたのだから、実質、メーカー窓口での対応は断られているということです。そんなディラーが対応する土地に私の車がいることを不運に思うしかないのです。
そうそう。本当にネジ入手で苦戦しました。
それはそれでブログに書いてますので、その記事も読んでもらえたらスバルディラーがどういう対応を旧車にするのかがわかってもらえると思います。
2017年07月08日のブログ
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